和三盆について
和三盆と落雁(らくがん)
「和三盆って何?」
「和三盆って落雁(らくがん)みたいなものでしょ?」
と、聞かれる事がよくあります。
見た目はよく似ており、双方「お干菓子」です。
しかしながら、その製法、材料は異なるものです。
ここでは、その違いをご説明いたします。
◆落雁(らくがん)とは
その地域の特産品である、お米や麦、豆などの穀類から作った粉に、水飴や砂糖を混ぜて着色し、型(木型や陶器)に押し固めて乾燥させたお干菓子です。
茶席菓子や御供物の定番として食べられる、伝統的な和菓子として親しまれています。
◆和三盆とは(三谷製糖の定義)
香川、徳島の一部の地域でのみ作られている、その地域で栽培されている「サトウキビ」から作った和三盆糖(砂糖)を、型(木型)に押し固めて「お干菓子」としたものを「和三盆」と定義しております。
「和三盆」は、打ち粉やつなぎ(米粉など)を使用していない、和三盆糖のみで作られているお干菓子です。※三谷製糖では「つなぎ」は使用しませんが、製法や定義は販売元により異なります。成分表示等でご確認下さい。
…以上のように、和三盆は落雁とは違うお干菓子です。
落雁には落雁の、和三盆には和三盆の特徴や良さがございます。
それぞれ、お楽しみいただければ幸いでございます。